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人生はソムタムである
バンコックに戻った"Green green Tours"一同、その日は雨だった。
翌朝に日本に帰国する人もいれば、ぼくのようにさらにステイする人もいる。「最後の晩餐」は、ここ数日間親しんだ仲間との別れでもあり、ぼくはそれをかみ締めるように豪華なタイ料理を頬張った。
翌日からぼくは、International School of Bangkok 時代の友人の家などに泊めてもらい、下駄で様々な場所を徘徊しはじめた。
Sukhumvit通り沿いの屋台で食べるソムタムは別格である。
ご存知の方もいるかと思うが、ソムタムとはパパイヤのサラダで、タイ東北部のイーサン(E3)地方のもの。若干甘く、しかし辛く、すっぱい。たまらない。ぼくは三度の飯よりコイツが好きだ。
日本のタイ料理屋でソムタムを食べると千円ぐらいするが、現地で食べるとその十分の一で食える。
強烈な排ガスをまいて立ち去る車やバイクの煙に巻かれながら口に入れるパパイヤの感触も、これまた特筆に価するのだ。ありのままのタイ、ありのままのBKK.
整備されておらず傾いた歩道に設置された安っぽいプラスチックのテーブル、チープな容器、シンハービール、そしてソムタム。クソ暑い真昼間にこれを食べると、正直、覚醒する。
そこには大気汚染、大地の恵みのフルーツのシャリシャリ感、メコン川で獲れた魚からとれるナンプラー、唐辛子、太陽の熱気、甘みすっぱみすべてが、ソムタムという名のサラダにぎっしり詰まっているのだ。それを汗だくで食う。まるで人生を頬張るかのように。
これぞタイ、これぞBKK.
月を手づかみできる島
サイクロンで二百万人以上が家を失ったとされる、タイの隣国、ビルマ。
そこから出稼ぎに来ている二十代前半の男女と会ったのは、バンコックから車で三時間、船で三十分ほど東南に下った場所にあるサメッド島であった。
日本人にはまったくといっていいほど知られていない、この島はエメラルド・パラダイス。
足を運んだのが平日だったこともあり、人が、いない。それがまた無人島風の雰囲気を出していてたまらない。
インターネットでググッてもらえたら、島の大きさなどのデータなどはカンタンに入手できると思うので、ここではあえて言わないが、砂浜は赤ちゃんのお尻のように柔らかく、水は多摩川のそれの数千倍透き通っている。
昼はエディ・マーフィを目指して横になり、夜はイケル口ぶりを発揮するためにビールをラッパ飲み。
陽が沈むと、畳二枚ほどの大きさで、高さ五十センチほどの竹の台が海辺に並んだレストランに行く。下駄を脱いで座ると、そこには小さなテーブルがあり、ろうそくがゆったりと萌えている。いや、燃えている(変換ミスだが、残しておこう。ちなみにタイでは萌え系と思える人とは会わなかった)。
波打ち際は目と鼻の先。
快適な波の音、そして真っ暗な海を照らす満月が目の前にあった。そう、それは恐ろしく低く、手を伸ばせば届きそうだったので、じっさいに何度か伸ばしてみた。が、あいにく届かなかった。
「竹取物語のかぐや姫はあそこからきたんだよな」、とどうでもいいことなどを考えながら、それでもぼくの思考は停止状態にあった。
ビールに、トムヤムクン、そして豚肉炒め。
テーブルは十個ほどあったが、ガラガラだ。島を独占しているような身勝手な陶酔感。
同行した友達のパクブンが、「後ろにいる女の子は売春婦だよ」と言った。
確かに、ぼくが振り向くとそこには全盛期のマイケル・ジャクソンばりに焼けた(スリラーのときのマイケル、といっても彼の場合は日焼けではないが)短パンTシャツ姿の可憐でショートカット風のギャルが微笑んでいる。
「ファラン(西洋人の意味)がああいう娘を買うのさ」
どうみても商売オンナには見えなかったが、やはり「無人島」とはいえ、経済は動いているようだ。
どうであれ、「ここに一週間もいたら、シアワセすぎて確実にぼけるな」と月光を浴びながらぼくは浮かび上がる海面につぶやいた。
翌朝、太陽全開。
朝食を済まし、海辺でごろごろしていると宿泊していたVilla のスタッフと思われる女の子が話しかけてきた。
「ジャパン?」
いきなり国名かよ、せめてジャパニーズだろう。ぼくはムカついたので
「タイ」と嘯いたが、すぐにばれた。
基本的にタイにいったらおれはタイ人になれるんだ、と思ってきたが、今回タイに来てみてやはり自分は"Made in Japan"であることを痛感させられる機会が多かった。彼女は二十二歳だという。
ともあれ、タイ語でたわいもない話を少しした後、
「君の田舎はどこ?」と聞いてみた。
「ビルマ、ビルマよ」
「ってあのサイクロンの?大丈夫なのかい」
「パパやママや家族はみな向こうにいるけど、多分大丈夫」 会話の内容とは裏腹に、そこには憂慮を感じさせる表情はまったくない。それどころか、白い歯もみせている。
「軍事政権は好き?」
「わからない」
「ここは好き?」
「まあね。でも暑すぎ」
「ビルマに帰りたい?」
「少しね、でもお金が5000バーツぐらいかかっちゃうからトウブン無理よ」 日本円にして一万六千円前後。月給がいくらかは知らないが、彼女にとっては大した金額だと思われる。
「ビルマに帰るなら、カンチャナブリの橋を渡るの?あれって六十年以上前に日本軍がつくったんだぜ」
猛暑のなか、他に言う事がなかったオレだったが、彼女にはどうでもよかったらしく、軽く笑顔で流された。
サメッド島という名の楽園の経済の土台を支えているのは、こうしたチープレイバーの外国人労働者であることをぼくは知った。
と同時に、その事実は外国人労働者なしではもはや成り立たない日本経済の実態をふと彷彿させた。
需要と供給。供給と需要。
人は求められる場所に行く。
ぼくも汗を流したが、それは所詮はマラソンだった。誰かが作ったコースの上を駆け抜けたにすぎない。それに比べ、ここにいるビルマ人の彼女は家族を祖国に残して、自分でこの孤島で人生のコースを切り開いていかねばならない。もちろん自分だってこれから試行錯誤して、我が進む道を模索していかねばならないが、どうであれぼくは彼女がおかれている境遇に比べ、恵まれている。
少なくとも日本に帰ればモノはある。
Dell のPC, iPod, スタバのコーヒーメーカー"Aroma Gold" 、NTT B fletsの光、イギリス製の自転車、Sanyoのビデオカメラ, 超高級車の合鍵、ボタンを押せば冷たい空気が流れてくるToshiba Air Conditioner.......(彼女の部屋は多分扇風機しかないだろう....勝手な推測だが)
ビルマは軍政下におかれており、世界の最貧国の一つだといわれている。
パソコンの主流OSは、いまだに'98かもしれない。
でも、どうだろう。
昔の人間は、PCもビデオカメラも、iPodもB fletsも必要なかった。
日本人は世界で唯一、ウオッシュレットを生み出し、トイレ空間をエンターテインメントに変えた民族だ。フランスのタイヤ会社が作った「美味ガイド」では、日本が世界一グルメな国として紹介されている。つまり日本という「島」にいれば事実上、プラチナカードさえあれば何でも手に入る。
ところが、ここサメッド島では一億円あってもヨドバシカメラはないし、スタバのフラペチーノも飲めない。ベンツのディーラーもないため地球温暖化に直結する要因を作ることさえできない。オナラを何発かして有毒ガスを放つぐらい。
にもかかわらず、前者の島では年間三万人以上もが自殺している。
後者の島で自殺者がどれだけいるか知らないが、まあ皆無に近いだろう。となると人間にとって本当の喜びとは何なのか、あらためて考えてしまう自分がそこにいた。
さきほど、「所詮はマラソン」と記したが、それでも「されどマラソン」なのかもしれない。
ぼくは今回、初めて猛暑の中のフルマラソンというモンスターに挑み、なんとか完走した。その時の持ち物は、塩飴三つ、と自分の肉体だけだった。つまり身一つ。
モノや外部の要素に頼らず、自分のポテンシャルをいかに発揮できるかが問われるのがこの、古代ギリシャのマラトンの戦いに起因する、マラソンという名の競技の偉大さなかもしれない。いま、そう思う。
これからも走り続けよう。
でも、ちがうお面をかぶって。
Thank you for reading. 雄乃字
ps 以上を持ちまして 「タイランドはワンダーランド」の連載はおわります。続きはあなたがタイに足を運んで書いてください。
朝、フルーツを食べ過ぎたせいか最初の5kmはゲロりそうだった。
しかしながらなんとか持ちこたえ、フルマラソンの半分にあたる最初の21km はノンストップで走りきることができた。これだけでも快挙じゃないか、と早くも自画自賛する自分の甘いボク。
いつの間にか陽も昇っており、東南アジア特有のモンスーン・シーズンの蒸し暑さに汗が無制限に沸いてくる。
苦しくなってきた。
「やっぱりNogucci Mizkiって超人なんだな」と納得しながら一歩一歩重ねていく。
23km地点あたりで、ついにサポート・クルー(撮影クルー)のGreat 3がToyota Hi Aceに乗って登場。
「あ、ああ.....ついに来てくれたんだ.....」 ぼくは胸を撫で下ろした。人間、卑しいもので「人に見てもらっていると頑張れる」潜在意識があるとすれば、ぼくはその筆頭にカテゴライズされるだろう。
急にやる気がもたげてくる.......が、膝が微妙に痛むのと、太ももの裏に張りを感じて力が入らない。
そもそも、ぼくは神宮外苑のランニングコースでここ二、三ヶ月ほどマイペースで走ったりしてきた。毎回走る距離は、七キロ前後で、人生で最長走った距離はトレーニング時の約十八キロだった。
つまりぼくはその時点で、人生初の23kmという自己ベストをマークしていた。
時速七キロぐらいとはいえ、見上げたものだ。(自分を褒めるのはここらへんにしておこう)
プーケット島というのは、じつは山だらけでコースもそこそこアップダウンがある。四十度近い灼熱のなか、ぼくはついにカストロと共に歩きはじめた。25kmチェックポイントで、コールドスプレーをしゅうううううっと太ももの裏、そして右ひざにかけたが(See Movie) 、その時すでに「やばい、連続で23kmも走るとこんなに身体が痛くなるのか。これじゃ完走は無理だぞ」と内心焦っていたのである。
が、そこは天下のDoraeMonster.
いくら似非とはいえ、"D"が弱みをみせることは、フジコフジオ先生が許さない。
ドラえもんだったら、この時点でどこでもドア、タケコプター、もしもボックスのいずれかを四次元ポケットから出せばマラソン終了........なのだが、人生そう甘くはない。
となると、もうここは微笑みの国、タイランド。
大声で笑って現地の人々に意気揚々に語りかけるしかない! 怒鳴りつけるように"I am DoraeMonster, I am great..."と連呼することによって下半身の痛みを消し、さらに自分を鼓舞する戦法を選ぶしかなかったのである。
Movieを見るだけでは分からないと思うが、そう、17kmも残しているのにぼくはそれほど追い詰められていたのだ。
カストロも膝がいたいっす、と口では言っているものの、下半身はプラチナでできているらしくまだまだいけそうだ。
この25km地点で、どらえモンスターは大阪のアスリートタレントである森脇ケンジ氏を抜くことに成功。大昔(東京ラヴストーリーの頃だったろうか)、Mandamかなんかの整髪料のCMで拝見して以来の初対面。「Why is he here?」と一瞬首をひねったが、そうするとお面の角が首の根元にちくっと刺さるので、そういう動きは自制しようと自分にいいきかせる。
30km地点を越えると、ぼくとカストロは「本格的な歩き」に入った。
給水所では水とGatoradeが支給されていたが、後者のほうが身体により早く浸透すると思ったのでぼくはそれを中心に飲んだ。
ご存知の方はおそらく両手の指の数ほどしかいないかもしれないが、じつはぼくはR134 Unitedという鎌倉の「アスリート・チームに所属」している。いや、現時点では「仮所属」かもしれない。というのも、今年5月に行われた100km山越えTrailwalkのレースが怖くて逃げたからだ。つまり四人のチームメイトたちから追放される岐路に立たされていたわけである。
とはいえ、友というのは温かいもので、チームのなかで一番FITなAmmy Monster氏(鎌倉坂ノ下海岸在住)は、ぼくがプーケットに旅立つ前に「いいかどらえモンスター、走っていると胎内、いや体内から塩分が抜けていく。だから渋谷のArt Sportsにいって塩飴って奴をゲットしてたまにぺろぺろナメルといい」とのアドヴァイスをくれていたのだ。
忠実に専属アドヴァイザーの意見を取り入れた小生。
ぴちぴちの黒いスパッツ・ウエアの内側ポケットに、その塩飴を三つほど忍び込ませ、「疲労回復の塩キャンディ」をたまに口に放り込んだ(スタート地点でカストロにも数粒プレゼントした。なんて寛大なんだどらえモンスター)
32km地点をすぎると、この日一番の暑さになった。
日差しが、痛い。
「アルマゲドンか....」と周囲を見渡すものの、ブルース・ウイリスの姿はみえない。ただ、生ぬるい空気と、放射能と一瞬錯覚してしまうほど鋭いサバイバルナイフ的なサンシャインが、ぼくの正常な思考を阻もうとする。が、その時だった。
と、糖分だ。シュガーが必要だ。
ぼくは平行して走っていたToyota Hi AceのなかにいるGreen green, Ricky そしてShachore に「チョコ、チョコレートを投げてモンスター!」と全身込めて叫んだのである。
何を勘違いしたか、Shchoreは車内から500mlの水のボトルを投げてくるではないか。ただ、この一本はありがたかった。正直、赤道直下的猛熱の中で給水所が長いこと現れてなかったため、なんとなく脱水気味になりかけていたような気がしていたからである。
一気に水を半分ぐらい飲み干す。ありがとう、社長。
さらに機転のきくRickyが、Hi Aceを降りてチョコレートのMars bar(だったと思う。これはBangkok Airportで入手していた)をご丁寧に手渡してくれた。中はドロドロに溶けていたが、それでも口に押し込んだ。この時の糖分の摂取が、後半に効いてくるとはこの時点では思いもしなかった。
この時、カストロがぼくの百メートルほど後ろにおり、可哀想なことに糖分にありつけなかったこともその後のレース展開に影響してくるのである!(余談だが、Apple味のPower Barがまだ車内に残っていることを、ぼくは完全に忘れていた)
すぐにキューバの英雄はぼくに追いついた。我々は走ったり歩いたりの繰り返しでなんとか35km地点に到達。
この時、ぼくの右ひざと両モモの裏は激痛状態に入っていた。
給水所のタイ人ボランティアたちの心は、相変わらずもぎたてのマンゴーより柔らかく、ドリアンより香ばしかった。Movieをご覧になればわかってもらえると思うが、なんせぼくの一流のどらえモンスター・トークに付き合ってくださるのだから。動画を見ただけではあの時の真の肉体的痛みと苦しさは到底伝わらないと思うが、カストロも同じだったと思う。空気の生ぬるさと薄さは、youtubeでは残念ながら伝達できないのである。
とはいえ、残すところあと7km.
ここからが正念場だった。1kmがこんなに遠く、長く感じたのはペリー来航の1853年以来だった。
歩いても、歩いても前に進まない感じだ。
途中で時間を確認すると、五時間を回ろうとしていた。ぼくは「冷や汗」をぬぐった。そう、同じくR134 Unitedの発起人であるTomonster氏から「五時間を切れなかったら、チームから除名ね、ジョメー。アンダスタン?」 と出発直前に釘を刺されていたからである。
「よし、こうなったら目標タイムを変更だ。五時間は無理だから、せめて五時間台でゴールインしてキャツを騙そう」
安易な考えではあるが、六時間台というのと五時間台というのとでは、なんせイメージが違う。なんとしてでも、五時間台で滑り込まなくてはいけない。遅れた分については、「熊に襲われた」とでも弁明しよう。
その時、37km地点あたりにいたと思う。
残りの距離と、それにかかる時間を計算するとぎりぎり五時間台で滑り込めるかどうか、だった。危機感が募る。
そうだ、オレはノグチ・ミズキなんだ。
スパートを、かけよう。
DoraeMonsterは、いっきにスパートをかけた。
といっても、走りではなく「早歩き」で、である。
カストロには、「五時間台でゴールインしなきゃいけないから、ペースをあげるぞ!」と叫んだのだが、どうやら彼の耳には届かなかったらしい(後でわかった)。やがて彼の苦しい吐息の音も聞こえなくなった。
下半身は痛みだらけだった。
とはいえ、前年の5月に挑んで完走した100km 山越えレース(小田原~山中湖間・1400m級の山を七つ越える)の時に体験した地獄の痛み(夜通し歩き続けた、雨にもまけず風にもまけず)に比べたら、それは21.3%にすぎなかった。あの時は、登っても登っても頂上が見えてこない湯舟山のような、おれが今でも憎んでいる山があった。ところがこのマラソンでは、殆どが平らじゃないか...
つまり、どんなにここで無茶して早歩きしまくっても、自分の身体が壊れることは決してないということを、ぼくは前年度の体験から知っていたのである。この"Experience"が、ここで意外な火事場のクソ力を発揮することになる。
ぼくの前にいるランナーたちは、足を引きずるように歩いていたが、そこでぼくは彼らの倍以上の速さで歩いた。下りでは走った。腕をとにかく派手に振って前に進む力を増幅させた。その結果、残り4,5キロの「早歩きスパート」で、10人から15人ほど抜き去ったのである!
やがてBang taoビーチがみえてきた。残り2km弱のサイン。
青い、青い大海原に波の音を右手に、ぼくは舗装されていない土の道路を攻める。ああ、ゴールインしたらお面を投げ捨てて、あの海にSingha beer片手に飛び込むんだ!
その一心で、突進していく。
残り800m地点で、Dusit Laguna Resort の建物の脇を急ぐDoraeMonsterに、若き日のブリットニー・スピアーズ似のギャルが、"You can do it, go ! go ! go !" とベランダからシャウトしてくれ励まされる。人の応援というものが苦しいときに、こんなに力を発揮するとは意外だった。それぐらいやってやろうという気持ちになった。
タクシーのおっさんに「キーモン ワ?」(何時っすか?)と息を切らしながらきくと「10時45分」だという。よっしゃ、これならいける。いけるぜ。最後、偉大なるSupport crewが待っているゴールに、日本のアニメキャラのマスクを被ったランナーは転がり込んだ。気になるタイムは5:49:14.
やった、やったんだ! 勘違いランナーは、安堵すると共にもう優勝したも同然の心持ちでタイ・マッサージの姉さんたちが待ち受けるテント・コーナーに倒れこんだ。
通常はせいぜい七、八分で終わりなのだが、DoraeMonsterはやはり「影のヒーロー」ということでナント三十分も揉んでもらったのだった。しかも普通は一人のランナーにつき、「お疲れ様マッサージ」は一人つくところを、なんと"D"には二人の美女がついたのである........
この瞬間、それまでのペインが海辺の砂のお城のように波に流されていった。
「苦あれば楽あり」とはよく言ったものである。
プーケットという島は、またしても怠け者ののぼくに人生の教訓を叩き込んでくれたのであった.........
このコラムを読んで偉大なる"D"に挑みたくなった君は、遠慮なく申し出たまえ。もう私は逃げも隠れもしない。
by DoraeMonster
ps. Thank you Ricky, Shachore, GG for your total support. Castro, you did it baby. (Motco, thx)
ついに日の丸を背負うことになってしまった。。。。
様々な都合上、いま自分がどこにいるのかは明言できないのだが、超苛酷なアドヴェンチャー・レースに参戦することが決定。
その名も「ザ・クランチ」。
「厳選」された世界の十六人の最強アスリートたちが、世界遺産の街である麗江に集結。
ここから様々なサバイバル課題を乗り越え、チャンピョンになるのを競い合うという苛酷なレースだ。しかも、三千キロ先の北京がゴール、という超人ルート。
確かに、自分としては「なぜオレが?」という戸惑いがないわけではない。
ただ、運命的というのか結果的に日本代表として参戦することになってしまったのである!
成田空港から広州を経由し、昆明入り。
そこで一泊。深夜に到着したものだから、ちょっぴり不安だったが、空港に着くや否や「ミスター谷山」の看板を持っているホテルのボーイが..............いない.....................
しょうがなく、ガイド風の現地の女性に事情を話したところ、すぐにオレの迎えのボーイをみつけてくれた。やはり持つべきは友だ。
翌朝のフライトで、麗江に到着。
天気はサイアクだ。ホテルは幸運にも五つ星で、部屋もデラックス・ツイン。ただ、いつまでココにいれるのかは、まったく不透明。
アドヴェンチャー・レースというのは、いま世界的に流行っているスポーツ・イヴェントの一種で、カヤックからロッククライミング、トレイル・ランニング、トレイル・ウオーキング、MTB, 泳ぎ、コンパスをつかったナビゲーションetc 様々な競技をごちゃ混ぜにした超ハードな競技だそうだ(.....そうだ、というのも、オレが初挑戦だから)
コース・ルートを決めるコース・ディレクターは、アドヴェンチャーレース最高峰のワールドカップを何度も制したことのある、この世界の伝説、ネイサン・フェィヴェ。NZ人。
競技次第では、オレが山の中でパンダに襲われて(雲南省はパンダ生誕の地)行方不明になる可能性もある。困ったパンダ。
このアドヴェンチャー・レースは、ネットを見ていただければわかるが、世界中でいまトーナメントが開催されている。そして今回、オーストラリア、NZ,アメリカ、ブラジル、トルコ、スウエーデンなどから集ったのは、各地の大会で優勝経験のある超ツワモノばかり。優勝できる可能性は、月旅行(JTB価格・120億円)に将来行ける可能性より低い!
谷山雄二朗が、天下の日の丸を背負って世界といかに戦ったのか?!
これについては、来年の北京オリンピックの時期までお待ちいただきたい。というのも、オリンピックと並行してこの番組(じつは英国プロダクションが作るTV番組なのだ)は、中国全土のみならず、世界中で流れる予定だからである。
果たしてオレは男になれるのか? or do I just stay to be a little Pussy................................cat.....
おたのしみに......
In Japan, we have a saying called "Baka wa kaze wo hikanay"...........meaning "If you are stupid, you don't catch cold"
So if you are likely to catch cold or have already caught one, I suggest you become stupid, now.
How can you become stupid?
I guess you are a smart ass my friend............having graduated Stanford or something like it.
Scholar degree of course is not necesarrily equal to being "smart", like you see in Mr.Bush of the United states.
Matsushita Konosukay, the founder of the electronic giant PANASONIC only graduated primary school. In spite of that, look what he's done!
Yep, he must of caught cold many times while he was livin'.........
If you are determined to become stupid, in order to avoid getting cold, you are asking the right man.
1. Get up every morning, and scream "xxxx! I am damn stupid!" 3 times
2. Don't listen to your boss. FEEL him.......(like Bruce Lee)
3. If you think you are fat, eat more
4. If you are scared of heights, climb a ladder 10m high
5. Talk to cats and dogs in your neighbourhood.
I have many many more ways I can advise you, to become stupid. But for now, this is it.
Good luck to you.
From the Stupido
"Peter Rabbits in Tokyo"
Hey dudes, waz up? (an American way....)
Yesterday, the "11th IAAF World championshps in Athletics" held in Osaka ended.
U.S.A got 14 gold medals, Kenya got 5 and Russia got 4. I mean, America was "the champ", no doubt.
Personally speaking, Alison Phoenix, the sprinter and th gold medalist in 200 meters was fabulous. She had the beauty, the body and the speed. But you know what dudes, Alison also kinda looks like "Jar Jar Binx" in Starwars Episde 1 , don't you think?
Take a look at this photo!
Anyways, I'm pretty sure that U.S.A will get the most gold medals in Peking Duck Olympics 2008.
Inspite of being a host, Japan was a "big loser" in this championships.
We only got 1 bronze medal in women's marathon. Reico Tosser was the only one that had the guts among our atheletes........yep, the "Samurais were all dead!"
So, it was simply a waste of time cheering for my nation.
Therefore, I decided to look for somethin' new, or somethin' interesting while this track and field championshps was being on-aired on TV......and...I found it!
It was "U.S.A".
Most people around the world pronounce it "You Es Ey", but actually, do u know what it means in Japanese?
We pronounce USA= Uu-sa, and believe it or not, it means "cut little rabbit!"
Actual word for a rabbit is USAGI, so "USA" is more kind of "rabby" touch, kind of a short nickname, like when you call James=JIM.
So!
I really enjoyed the great athelese from"USA" when their "USA" was shown on TV!
Take a look at this photo dudes!
Yep, this cool guy is the gold medalist of men's 400meters......Jeremy Warriner.
But look what he's wearing!
It simply says "I'm a pretty little rabbit!"= U.S.A!
So my dear frienz, when you see "U.S.A" nex't year at the Olympics, plz remember that some Japanese who don't know much out of the country or don' t speak English will be thinking, "Gosh, this runner is from rabbit land!" seriously.
I mean, seriously.
Oh, btw, have you read "Peter Rabbit" recently?
募金を133万円集めました。
今夜、広尾のJicaで行われた"Oxfam Trailwalker Japan 2007"の表彰パーティで、オレのチーム"R134 United"(Tomonsta, Ammy, NIshikeng, Me)が最終的に133万円もの募金を集めたことが発表されました。
100KM箱根山越えレース(Trailwalker)が行われた五月から、募金活動をしてきましたが、この場を借りて改めましてスポンサーになってくださった方々に、心より御礼申し上げます!
そもそも、この英国最大のNGOである"Oxfam"の今回の募金活動の目的は、「世界の貧困撲滅と貧しい人々の自立」。
我々が集めた133万円というお金で何ができるのかというと、バングラデッシュのような途上国で「学校を一つ建設し、お米バンクという、お米の銀行を作ることができる」そうです。
そうか、オレたちは小田原から山中湖までの100KMの山越えを三十六時間二十七分で完走し、それによって学校と銀行を建てたのか!と思うと、ふっと実感として込み上げてくるものがある。校長?!........もちろんオレ。(願書欲しい方は受け付けます。ウソです)
募金をして下さった多くの方々に、今一度御礼申し上げます。ありがとうございました。
Ladies and gents, boys and girls, how are you?
I am happy to announce that my team, "R134 United" has finally raised approx.USD$12,000 for the "Oxfam Trailwalker Japan 2007" event.
And on behalf of our team, I would like to thank everyone who sponsored us in this fundraising.
For those who don't know, our team walked 100Km over the mountains around Mt.Fuji on May 18th.
175 teams participated from 29 countries, but only 91 teams actually completed 100Km as a team! (nearly half)
Yep, it was a tough trail.....
But with $12,0000 you can build a school and a "Rice Bank" in developing countries.
And off course I will be the principal of the school....
I feel like I've done something GOOD for the first time in 1000 years!
Lastly, I would like to thank the sponsors once again for their heartwarming support. Let's hope that Oxfam network will make the best of this money, very very effectively.
Btw, have you done something good recently?
Thank you.
今度はタイのプーケットまで飛んで、走ってしまった。
この写真をご覧いただきたい。
どうだろう、この作務衣姿&侍かつらは.........諸君。
最高じゃないか。
世界四十カ国から三千人のランナーたちが、タイの南にある美しいプーケットに集結したのが六月十七日。
参加者中、オレだけが「民族衣装」で参戦したわけだが、おかげさまで道路脇で応援してくれたタイの人々の声援を一番受けたことはいうまでもない。
今年は日本とタイの親交120周年。
大いに日本をアピールすることが大事だ。
「なんとかして翌朝のプーケット地元紙に載りたい」、と考えたオレだが、実力で優勝するのは難しそうだ。ならばコスプレで載ろうじゃないか、と企んだのだが残念ながら新聞に掲載されたんはロジャーとかいう、アメリカ人の優勝ランナーであった。
それでもカメラには撮られまくったので、来月でる「Asia Runner7月号」(香港誌)などの一面を飾る可能性は高い(と勝手によんでいる)。御期待あれ。
ただ、沿道のタイ人の中には「From South Korea? good good」などとホザク勘違いオヤジもいて、オレは「カムサム二ダー ぺ ヨンジュン イムニダー」と肩で息しながら応戦したわけだが。。。(このオヤジの一言で相当のエナジーを消耗したのも事実)
日本よ、もっともっと世界に向けて発信していこう。
先月は100KMの山越えトライアル(小田原~箱根~芦ノ湖~山中湖)を49位で完走したが、諸君も気になるであろう今回の順位は、
Phuket Marathon 2007 Results でぜひ御確認いただきたい!
なぜかオレの国籍が日本ではなく、"THA"= タイ になっている点も見逃せない.......
世界と、闘おう、Today.
Thank you.
また、「世界の貧困を撲滅するFundraising Charity」は、http://www.yujirotube.com から受付中。
Dear boys and girls, pls take a loot at this video.
Yep, I have decided to challenge the 1st "Oxfam Trailwalker 2007 Japan", for a fundraising 100KM run.
The purpose of this trailwalk is to raise money for the poor around the world.
Your donations are strongly appreciated at http://www.yujirotube.com
Thank you, and a good day to you.